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[テキスト5]診療科目の歴史と医療技術の進歩
本記事は、「医療経営士3級」資格試験の公式テキストの1項目である「診療科目の歴史と医療技術の進歩」のポイントをまとめていきます。
★本ページの読み方★
- ポイントは概略であって、詳細はテキストorなっとくQ&Aなどで確認してください。
- 直近の出題傾向も加味して、ポイント整理をしております。
- 法改正、制度改正など一部最新情報でない部分は、あらかじめご了承ください。
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第1章 医療経営と診療科
医療経営の概要
〇売上 = ベッド数(量的) × 診療科目(質的)
〇利益 = 収入 - 支出
収入 = 日当点(診療点数/日/人) × 在院日数 × 患者数
支出 = 医薬品費(材料費含む) + 人件費 + 機器リース費 + その他
第2章 近代医学の立における診療科の分化
第3章 わが国の医療の近代化における診療科
大学医学部にみる診療科の独立
- 旧6医科大学(新潟・千葉・金沢・岡山・長崎・熊本)
- 臨床系診療科目の開設傾向:内科・外科・眼科・産婦人科が初期スタート
- 医局講座制のもと、診療・研究・教育の3つが取り組むべき課題となった
単科病院にみる疾病構造の重圧
単科病院の種類 | 具体的内容 |
避病院 | コレラ患者専門病院。厳しい交通遮断、消毒、患者管理。医師は非常駐 |
脚気病院 | 脚気患者専門病院。ビタミンB1欠乏(しびれ・脱力感・心不全) |
娼妓病院 | 圧倒的に多かったのは、梅毒病院。性病の隔離。 |
らい診療所(ハンセン病) | らい菌=ハンセン病患者専門病院。生涯隔離、差別感はいまだに存在する |
結核診療所 | 結核菌による肺感染症。戦後の日本人死因第1位。※現在もいまだに多い |
〇精神科病院
戦前:医療・治療を受ける機関というより、収容所の性格を有した。
戦後:入院中心の医療へ体制整備するも、薬漬けに結び付く危険性も高まった。
〇ライシャワー事件:精神衛生法の一部改正のキッカケ
〇宇都宮病院事件:精神保健法の成立のキッカケ
第4章 戦後の技術進歩と診療科
医療技術の進歩における3つのピーク
第一のピーク:抗生剤・抗結核剤などの新薬、麻酔・輸血技術の進歩
- 「人生50年」から飛躍的に平均寿命が延びた
- 死因トップの結核が後退し、脳卒中・がん・心臓病が三大死因を占める傾向
- 精神障害・難病・慢性疾患が医療の課題になる
- ステロイド・インスリン・降圧利尿剤などの新薬も登場
第二のピーク:高度医療の進歩
- CT・MRI・エコーなどの検査機器の登場
- レーザー治療、放射線治療、血液透析などの人工臓器などのレパートリー増加
- 「尊厳死」の議論も登場、在宅医療(ケア)の幕開け
第三のピーク:バイオテクノロジーの登場
- 遺伝子組み換え技術
- ヒトゲノム解読
- iPS細胞
- 生命倫理上の問題(体外受精、遺伝子操作など)
第5章 診療科の展望と課題
総合診療科の試み
大学病院・大病院:総合診療科の標榜 ⇒ 患者ニーズへの対応
近年では、プライマリケア、かかりつけ医など方向性により、大病院のみならず一般診療所が当該役割を担い、専門医へ紹介する方針がとられつつある。
テキスト5 ポイント講座
簡単ではありますが、医療経営士3級のテキスト5「診療科目の歴史と医療技術の進歩」の学習するポイントを解説していきました。
随時、その他テキストも掲載していきますので参考にしていただけると幸いです。
【総集編】医療経営士3級のための資格試験対策ポイント講座昨今、資格取得ニーズが急上昇中の「医療経営士」の資格。
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長 英一郎 日本医療企画 2018-06-25
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