「若者の自動車離れ」
若年層の行動変化、公共交通機関の発達、独身者増加などの環境変化を受け、ニュースなどで耳にする機会が多かった言葉である。
実際のところ、本当にそうなのかを「消費者動向調査」から読み解いてみます。(下記グラフ参照)
確かに、30歳未満における自動車(乗用車)普及率は各世代の中でも最も低く、約2人に1人となっています。2018年では回復傾向はみられたが、詳細は不明であり、近年の自動車離れは数字として顕著に表れていると考えられます。
しかし、学生や単身世代においても遊びやデートなど様々なシチュエーションで車を活用する場面は多いと思うが、どのように過ごしているのでしょうか?
所持しないという賢い選択肢
近年、カー市場における新ビジネスが続々と立ち上がっています。
俗にいう、マイカーを持たずに、車を楽しむという選択肢です。
- シェアカー
- 定額乗り換えシステム
では、マイカーとその他の選択肢を比べたとき、費用面でどのような違いがあるのでしょうか?
車両料金以外の部分で見た際、
マイカー > 定額乗り換え > シェアカー
の順番に税金、自動車保険代、ガソリン代、駐車場代などの維持費が必要になることが分かります。
1.シェアカー
昨今のシェアリングエコノミー。
シェアハウスを始めとする有形、無形資産のシェアによるビジネス。
自動車においても例外ではなく、余計なコストをかけずに必要な時に、必要なだけ使用できるのが特徴です。
- 学生、独身者
- 使用頻度が週末など限定的な人
- 公共交通機関が発達した都会在住の人
- 固定費を節約したい人
上記3サービスは、コインパーキング(時間貸駐車場)で有名な3社が展開するシェアカービジネスです。3社全てにおいて、全国1000件を超えるステーションを構え、それ以上の車両数を展開しています。
- 手軽さ
- 利用料金
- 身近さ
上記ポイントを確認し、自身のライフスタイルに合うサービスを使用することをオススメします。
個人間シェアカーサービス
Anycaは、アプリ内にて個人間でマイカーシェアするサービスになります。
上記大手3社と比べると、
- 幅広い車種ラインナップから選択可能
- 普段は乗れない高級車などがある
- 個人間のコミュニケーションがとれる
など、メリットもありますが、個人間取引になるためトラブル発生のリスクは多少上がると考えられます。
2.定額乗り換えシステム
マイカーとシェアカーのちょうど中間に位置するのが、定額乗り換えシステム。
- 色々な車種などに乗りたい人
- ライフスタイルに合わせて乗り換えたい人
- 出張など短~中期的に自動車を使用したい人
- 維持費など固定費を少しでも節約したい人
NOREL(ノエル)
中古車を中心とした約900車種を扱い、最短90日で乗り換えが可能な定額サービス。
月額19,800円から車両に乗れるため、マイカーよりも手軽く、月4回以上シェアカーを利用する場合などは定額サービスなどを検討してみてもいいかもしれません。
その際に注意するポイントは、シェアカーでは負担がなかったガソリン代、駐車場代がNOREL(ノエル)では必要になる点は確認しておいてください。
カルモ
最近、様々なメディアなどで注目を浴びているのがマイカー賃貸カルモです。
上で紹介したNOREL(ノエル)とは異なり、新車を定額で乗ることができることが強みになります。また、レンタカーで有名なオリックスと提携をしており、アフターサービスなども充実しているため安心して利用することもできます。
ライフスタイルに合わせた選択が重要!
1家に1台の時代は今や昔の話でしょうか?現在では、自動車ビジネスも様々なサービスが登場しています。
1度マイカーを所有したことある方ならわかりますが、意外と維持費で費用が掛かるのが自動車です。
自身や家庭のライフスタイルに応じて、節約できる部分はコスト削減し、賢く自動車ライフを送っていくといいでしょう!