現代社会において、一人に1台と言っても過言ではない携帯・スマートフォン。これらを始めとする通信費がいくらかかっているか皆さんは把握していますか?
私自身、当たり前のように使用しているため仕方ないで見過ごしてきた経験がありました。
MMD研究所「2017年携帯電話の利用料金に関する調査」によると、通信費の平均額は以下の通りになっています。
- 大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク):7876円/月
- 格安SIMユーザー:2957円/月
ざっくり計算すると、大手キャリアと格安SIMユーザーでは、1カ月当たり4919円、つまり約5000円の差があります。
他にも、自宅のインターネット回線などを契約している場合はさらに費用負担が生じることになります。

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通信費=固定費の見直しは、節約効果大!
大手キャリア使用ユーザーの平均が約8000円だが、中には10000円を超えるユーザーもいるのではないでしょうか。その負担額で、満足しているのであれば本記事は不要になるが、多くの方はできれば安く抑えたい!という気持ちはありませんか?
そこで、通信費節約のための見直しポイントを確認していきましょう。
- 契約プラン(通話・パケット)
- 任意オプション
- 機種代金
- ネット回線(Wi-Fi環境)

1.契約プラン(通話・パケット)の見直し
契約プランにおいては、大きく分けて通話に関わる部分、パケットに関わる部分の2つにわかれます。
通話料金
- 1回の通話時間はどの程度か?
- 通話相手はどんな人が多いか?
大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)の各種料金プランを確認してみると、通常プランor5分かけ放題プランで1,500円前後、24時間かけ放題プランで3,000円程度の料金がかかっていることがわかります。
さらに、大手キャリアの問題点としては、ほとんど通話を使用しない人にとっても1,500円程度の基本料金が必要だということではないでしょうか?
電話を頻繁に使用する方、長電話をする方においてはかけ放題プランがお得なケースが多いです。しかし、特定の相手(家族・恋人・友人など)がほとんどの方、短時間通話が多い人、通話をほとんどしない(メッセージアプリなどが中心)の人は通話料の見直しをした方が良いでしょう!
特に、24時間かけ放題プランからワンランク落とすだけでも1,500円程度の節約が可能となります。また、メッセージアプリ(LINE・カカオ・Skypeなど)の無料通話アプリを活用することでその穴埋めが可能なケースもあると思います。
パケット料金
- ネット利用の中心は何か?(動画?音楽?ネットサーフィン?)
- ネット利用の場所はどこが多い?
- 毎月のパケット使用量はどのくらい?
パケット料金は現在の使用量をしっかりと把握することが重要になります。普段3GB程度しか使用していない方が5GBの契約をしている、毎月上限パケット超え追加購入をしているなど無駄を省くことがパケット料金見直しには重要です。
最近は、上限データ量も細かく料金設定がされているため自身の平均使用量を把握したうえで、その上限が最も近い料金プランへ変更することが節約につながります。
また、パケット利用のタイミングなども見直してみるのも節約には大切です。以下のような内容は、できる限りWi-Fi環境で実施することを心掛けるだけでも、日常のパケット使用量を節約できるでしょう。
- 大容量の動画視聴・アプリダウンロード
- ゲーム(アプリ)で遊ぶ
最近では、無料Wi-Fiスポットも多く存在し、コンビニ、カフェ(スターバックス、ドトールなど)、駅、空港などで公衆無線LANが設置されています。このような無料で利用できるWi-Fiを有効活用しましょう。
2.任意オプションの見直し
スマホ購入の経験がある方は必ず経験していると思います。販売員からの「○○オプションは、必須になっています。」「初月無料なので、おためしとして。すぐに解約して結構です。」「購入時にしか、加入できません。」など。
- 留守番電話サービス
- 保険・補償サービス
- コンテンツ使い放題サービス など
一つ一つのオプション自体は、3~400円程度のものが大多数ですが、2つ3つ加入していれば1,200円/月、年間1万円以上が無駄にかかっていることになります。
例えば、新品のiPhoneを購入した直後は、保険・補償サービスに入会しておくのは良いかもしれませんが、1年経過したあたりであれば解約するなども一つの方法でしょうか。留守番電話サービスも、仕事で頻繁にでやり取りする方以外は正直不要なサービスだと思います。SNSアプリやショートメールなどの存在もありますしね。
3.機種代金の見直し
機種代金は、月々の料金を高くしている一番の要因かもしれません。
- スマホ買換えの期間を長くする!
- 一世代前のスマホを購入する!
- 機種を直接購入する!
最近では、2~4年縛りでの半額キャンペーンなどもあり、表面上は機種代金が安く感じます。しかし、長期的なスパンで通信料金も含めて考えると、支払額は格安SIMなどに比べると高くなってしまいます。
また、最近の端末は非常に優秀で、2年以上使用していても全く日常生活には問題ありません。強いて言えば、電池の持ちが悪いくらいでしょう。
電池の交換料金なども加味したとしても、2年おきに機種変更するメリットは、節約の観点からはありません。
4.ネット回線(Wi-Fi環境)の見直し
Wi-Fi環境は、「ポケット(モバイル)Wi-Fi」と「固定回線」の2種類があります。
つまり、この2つのタイプを自身の置かれた環境、そしてネット使用状況と照らし合わせながらうまく組み合わせることが見直しにつながります。
- 両方契約している方:どっちか一つへの統一を検討、スマホのデータプランを見直す
- ポケットWi-Fiのみの方:スマホのデータプランを見直す
- 固定回線のみの方:スマホとのセット割りなどを検討
ポケットWi-Fi&固定回線の両方
この組み合わせは、最もコストが高いケースであり見直し対象です。家族のいる家庭、外出先でも大容量のデータ通信を行う方など、かなり限定的な方が本ケースに該当するかと思います。
しかし、最近では、スマホ契約自体のパケット上限が大きいプラン(20GBなど)も登場しているため、ポケットWi-Fi持つよりも割安で同程度のデータ容量を確保することができます。
通信費用の節約の観点からは、使用頻度の低い回線は削減し、どちらか一方に統一できないかを検討するべきです。
ポケットWi-Fiのみ
場所を問わずにインターネットライフを送れるのがポケットWi-Fiのみのケースです。例えば、学生の方、独身の方、携帯料金を抑えたい方、どこでもネット環境を使いたい方にとってはポケットWi-Fiのみを所持することをおススメします。
特に単身者でデータ通信量も多い方にとっては、携帯自体のプランは最小限に、ポケットWi-Fiでデータ通信を賄う方法がオススメです。そうすることで、スマホ以外のデバイス(PC・タブレットなど)もネット環境を作り出すことが可能であり、節約も同時にできます。
ただ、ポケットWi-Fiの契約内容によっては、データ通信量に上限がある点は注意が必要です。
固定回線のみ
家族がいる場合、データ通信は自宅が中心等の場合は固定回線のみがオススメです。携帯自体のデータ通信量の節約という観点からも、ポケットWi-Fiのみの対象者以外は固定回線の環境を整えておいた方が良いでしょう。
なお、既に固定回線のみの方においては、スマホとのセット割りなどの割引サービスを提供している会社もあるため、スマホや固定回線の契約内容を確認してみると良いでしょう。
固定回線の乗り換えキャッシュバックなども実施されているため、実質無料で乗り換えができ、かつ割引も受けられる可能性があります。
まとめ
スマホ・通信費節約のコツを「契約プラン」「任意オプション」「機種代金」「ネット回線」の4つのポイントから紹介してきた。
大手キャリアに料金プランの見直しの動きがみられていますが、4割下がるとは到底思えません。今すぐ節約するためには、契約会社に頼るのではなく、自分自身で一度見直してみると必ず節約できる部分が出てくると思います。
すでに見直し済み、もっと節約したいという方にとっては、格安SIMの契約をオススメします。