自分の都合、会社の都合、家庭の都合など様々な理由で引越しをするシーンが訪れるはずです。
新生活に向けて、家具や家電の買い替え、不用品の処分など、引越しに伴う出費は意外とかかります。
そんな中、少しでも引越し費用だけでも安く抑えるために、知っておくべきチェックポイントをご紹介します。
知っていると知らないとでは、数万円単位で引越し料金が変動しますよ?!
Contents
引越し料金を安く抑えるチェックポイント
今回ご紹介するのは、以下の7つのチェックポイントです。
□ 荷物の量
□ 日程・時間帯の選択肢
□ キャンペーンの有無
□ オプションサービスの利用有無
□ 作業員数
□ 引越し業者の規模
□ 一括見積りで値下げ交渉
では、ひとつずつ具体的な内容を確認していきましょう。
1|荷物の量は最小限にする
最も手軽に実施できるコストカットの方法が、荷物量の削減です。
ファミリーの引越しより、単身者の引越しが安く済むのは、絶対的に「荷物量」が少ないためです。
荷物量が少ないと、梱包資材(ダンボールや緩衝材など)、当日の作業員やトラックが最小限で済むため、料金が安く済みます。
運搬トラックのサイズは、軽トラ、2t、3t、4tなどがあり、小型になればなるほど引越し費用は安くなります。
事前に不要品や買い替えを検討しているモノに関しては、処分もしくはフリマやオークションなどでお金に換えておくようにしましょう。
最近のメルカリやラクマなどのフリマアプリは、非常に便利です。処分にお金が必要だったはずだったのに、出品してみたら売れたという声が多く聞かれるため、一度検討してみても良いでしょう。
2|お得な日程・時間帯を選ぶ
荷物量に次いで、可能であれば考慮してほしいポイントが引越しの日程と時間帯です。
引越しは、相対的に料金が決まる仕組みになっており、混雑具合に左右されます。つまり、一般的に希望や人気が高くなる時期や時間帯は、料金が高くなってしまいます。
高くなる | 安くなる | |
---|---|---|
年間 | 3月 (次いで2,8月) | 6月 |
月間 | 月末 | 月初 |
曜日 | 土日祝日 | 平日 |
時間帯 | 午前中 | フリープラン |
全ての安くなる項目を選ぶことができれば一番良いですが、可能な限り安く抑えられるようにスケジュールを調整しましょう。
業者の思惑としては、無駄を省き1件でも多くの引越しを引き受けたいものです。日程や時間帯を業者にある程度任せる(いわゆる、フリープラン)ことで、引越し料金を安く値引いてくれます。
比較的時間に余裕がある方やとにかく安く抑えたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
3|キャンペーンや専用プランの有無
引越し業者によっては、独自料金プランや期間限定キャンペーンを展開しています。
単身パックや長距離便などがその一例ですが、「混載便」「帰り便」などのプランだとより安く済む場合があります。ただし、条件としてタイミングが合えば利用できるものになるため、営業マンに確認が必要になります。
混載便:複数世帯の荷物を同じトラックで一緒に輸送
帰り便:引越しを終えた空トラックを利用して輸送
また、クーポン利用や知り合いや友人からの紹介などによって引越し料金を値引いてもらうことも可能です。
4|オプションサービスの利用有無
ほとんどの業者では、私たちの引越しを楽にするオプションサービスを用意しています。
例えば、荷造りや荷解き、家電製品の取り外しや取り付け、不要品の処分などがありますが、これらは追加料金が発生する有料オプションであることがほとんどです。
中には、引越しで使用したダンボール回収も「有料」の場合もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。(多くの場合、1,000円程度です)
便利なサービスは、私たちの手間暇を省いてくれますが、料金を安くする上では極力利用しないことをオススメします。
5|作業員数
いわゆる人件費であり、1人あたり1万円程度の値下げにつながる場合もあります。
荷物量が多い、大型家具が多い、引越し住居の階段が多い場合は、作業員数がより多く必要になってしまいます。
階段の有無については、マンション/アパートではエレベーターがない、戸建てであれば2階以上に大型家具を運ぶ場合などが作業員数に影響してきます。
ただ、作業員数はサービスの質に直結するため、削減するのはお勧めできません。荷物量を調節する、引越し物件を考慮するなどで対応するのも良いでしょう。
6|引越し業者の規模
一般的な引越し料金において、大手業者は割高、知名度の低い地場業者(中小)は割安になることが多いです。
大手引越し業者は、サービスの質や人材の確保などを重視するためコストが高くなりがちです。逆に、小規模の業者は、割安な料金を提示してでも仕事の獲得を積み重ねていきたいところが多いです。
大手引越し業者 | 地場(中小)引越し業者 | |
引越し先 | 都会⇔地方 | 都会⇔都会 |
引越し距離 | 遠距離 | 近距離 |
サービスの質 | 高い | まちまち |
引越し料金 | 割高 | 割安 |
上記のように、業者の規模によって得意・不得意が挙げられます。都会と地方の間を引越しする場合、事業所がないとの理由から地場引越し業者の方が割高になるケースもあります。
全ての引越しで地場業者(中小規模)がお得になるわけではないため、次の一括見積りで複数社を比較するようにしましょう。
7|一括見積りで値下げ交渉
ここまでの6つのポイントを全て満たしても、1社だけ見積りをとって業者を決定しては絶対ダメです。そもそも、その料金が適正かどうかの判断が難しいためです。
そこで、利用するのが複数の業者に一括で見積り依頼が出せる「一括見積りサービス」です。
各社の見積り額を元に、「A社は○○円だったから、値下げしてくれたら考えます」といった形で値下げ交渉をスムーズに実施できるようになります。複数社の見積り比較を行うことで、当初の見積り額から60%程度の値引きを獲得することもできます。
一括見積りサービスに登録した後、実際の営業マンと見積り金額について直接交渉する際の「値引き交渉術」もまとめています。
まとめ
新生活をできる限りお得に迎えるためにできること、それは引越し費用を安く抑えることです。
営業マンに言われるがままオプションサービスの契約や見積り金額を鵜呑みにしてはいけません。
この7つのチェックポイントを必ず確認した上で、「引越し一括見積りサービス」を活用して相場より安い費用で引越しを行いましょう。
□荷物の量は最小限にする
□日程・時間帯はできる限りフリーにする
□お得なキャンペーン・プランを利用する
□オプションサービスは利用しない
□作業員数は最小限にする
□引越し業者の規模を考慮する
□一括見積りで値下げ交渉する
ぜひ、事前にチェックした上で、お得な引越しで新生活を始めましょう!