日常生活において、お金を使う機会は数多くあります。買い物をはじめ、交通費、医療費などの変動費に加えて、家賃、光熱費、通信費などの固定費など振り返ってみれば様々なシーンでお金を使用していると思います。
でも、同じお金を使うのであれば、少しでもおトク使えたらいいなと思いませんか?
おトクはいいけど、面倒だから、不安だから、よくわからないからと避けてばかりいてはいつまで経っても変わりません・・・。
マネーを取り巻く環境は、近年大きく変わってきています。賢く使うことを前提に、少しでもおトクなマネーライフをスタートさせませんか?
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キャッシュレスは”危ない”というウソ?
コンビニやスーパーなどのレジ待ちで周囲を見渡してみると、クレジットカードやキャッシュレス(電子マネー、モバイル決済など)を使用している人はまだまだ少数派という印象を受けます。
経済産業省が平成28年度にまとめて資料においては、クレジットカードを始めとするキャッシュレス決済は全体の約20%に満たない結果が得られています。
ここ数年、右肩上がりにキャッシュレス決済の比率は増加してはいますが、諸外国と比較するとまだまだ少ないのが現状だと言えます。
つまり、日本においてはまだまだお金の使用においては「現金派」が大多数であると言えるでしょう。
では、これだけ多い「現金派」の意見を確認していきましょう。
現金のメリット・デメリット
メリット:最も多いのは安心感
- 情報漏洩・悪用などのリスクはない
- 家計管理が楽?
- 浪費しない?
- なんとなく安心?
現金の最大のメリットは、「情報漏洩・悪用リスク」がない点でしょう。
実際、キャッシュレス決済を未実施な方々の意見として、「紛失・盗難により第三者に使用されるおそれ」(41.3%)や 「個人情報等が店舗等から漏洩し、不正利用される懸念がある」(35.4%)等が挙げられている。
しかし、それ以外のメリットについてはある意味「都市伝説」的に言われているメリットではないでしょうか?
これらについては、後述しますが「キャッシュレス決済」の方がメリットとして享受できるケースが多いです。
デメリット
- 現金がないと決済ができない
- 小銭が増えると、財布がかさばる
- レジでの支払い、おつりの受け渡しなど時間がかかる
- 紛失したら、その分のマネーを失う
現金派の方にとって、財布にお札、小銭が入っていないと買い物ができません。
例えば、現金がないことを理由に何度もATMなどを利用してしまっている方はいないでしょうか?いつの間にか、手数料を取られていませんか?
節約のための現金支払いが、思わぬところで無駄な出費を生み出している一例です。
また、財布を探す時間、会計している時間など1回が数十秒であろうとも積み重なれば数時間になります。私自身、キャッシュレス決済の習慣がついてからはストレスフリーな生活が送れていると感じます。
さらに、現金は紛失したら大抵は戻ってきません(1万円を落としたら、マイナス1万円)。
キャッシュレスの場合だと、基本的には金銭的に失うものはないと考えられます。(紛失に気付かず、悪用されるなどは別ですが・・・)
キャッシュレス決済がオススメな4つの理由
まず、日常生活においてキャッシュレス決済がおすすめな理由をまとめておきましょう。
- お会計がストレスフリー
- ポイントでおトク
- 支出管理がラク
- 買い物のほとんどで利用が可能
1.お会計がストレスフリー
私自身最も感じたキャッシュレス決済のメリットがコチラ!
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、カフェなどありとあらゆる場面において、会計が数秒で完結します。
①カバンから財布を取り出す②財布からお金を探す③店員さんにお金を渡す④店員さんがレジ打ちをする➄おつりを返却される⑥財布をカバンにもどす、この①~⑥までの数十秒がキャッシュレスでは数秒で完結してしまいます。
同時に、小銭の受け渡しもほとんどないため財布が小銭でパンパンだというストレスからも解消されます。
2.ポイントでおトク
資産という点では、キャッシュレスを使うメリットがコチラ!
例えば、セブンイレブンをよく使用する方であれば「nanaco」という電子マネーがあります。nanacoで決済することで、100円につき1ポイントが還元され、通常の買い物に使用することができます。
コンビニ系電子マネーでは、定期的にポイントUP、還元キャンペーンなどをやっており、コーヒー1杯無料などの恩恵が受けられるのが特徴です。
また、代表的なものとしてクレジットカードのマイルポイントなどは聞いたことがあるかと思います。同じ1,000円を支払うのであれば少しでもポイントとして還元される支払方法を選択した方がおトクならないでしょうか?
3.支出管理がラク
これは、どちらかというと現金派の方がよく口にするメリットかもしれません。しかし、ITを駆使したキャッシュレス決済の方が断然ラクです!
その理由は、家計簿アプリと連動させることで決済情報がそのままスマホ上で管理できるためです。マネーフォードやMoneytreeなど様々なアプリが登場しており、現金でひとつひとつ家計簿に転記する手間暇を考えるとキャッシュレスに分配があがります。
ただ、よく言われる通り現金に比べ支払いが翌月以降になるキャッシュレス決済においては使い過ぎないようしっかり管理することが前提になることは言うまでもありません。
4.大抵の買い物で利用が可能
最近では、IT技術の進歩もあってか様々な店舗でキャッシュレス決済が可能になっています。コンビニをはじめ、スーパー、ドラッグストア、飲食店、カフェ、調剤薬局(これには驚きました!)などむしろ対応していない店舗を探す方が大変というくらいです。
ただし、「現金」のところで記載した通り、キャッシュレス決済使用にあたっては、「情報漏洩・悪用リスク」があることに留意が必要です。万が一紛失等をした際には、確実に無効手続きをとるなどの対処を忘れずに!
便利なキャッシュレス決済(電子マネーetc)の種類は?
流通系電子マネー
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
交通系電子マネー
- Suica
- PASMO
- ICOCA
モバイル系決済
- 楽天ペイ
- LINE Pay
- Apple Pay
- d払い
- Pay Pay
クレジットカード
- 各種クレジットカード
- QUICPay
それぞれの、特徴や使い分けについては別の機会に紹介させていただきます。
まとめ
私たちのマネーライフにおいて「現金派」VS「キャッシュレス派」どちらがおトクなのかについてみてきました。
正しい使い方、管理を実施していれば断然キャッシュレスがおトクであることは一目瞭然です。
確かに、電子決済という観点から特有のリスクが存在しますが、それ以上のメリットを享受しないことの方がリスクだと私は考えます。
少なくとも、固定費の支払いにおいて「振込」や「口座引き落とし」を選択している方がいらっしゃったら、すぐにでもクレジットカード決済に変更することをおススメします。
少しでもおトクなマネーライフのスタートがきれた嬉しいです。