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処方箋の「薬代」をお得に!誰でもできる小技集!

風邪やケガ、花粉症などで病院やクリニックに受診するケースは多いのではないでしょうか?また、定期的(月1程度)に受診している人もいらっしゃるかもしれません。

私自身も慢性疾患である、気管支喘息(ぜんそく)で定期的にクリニックを受診し、薬を処方してもらっています。

そこで多くの方は、処方箋を発行されると思いますが、処方箋で薬を処方してもらう時の費用を節約できることは知っていますか?

風邪などで年に1~2回の人にとっては、微々たるものですが、定期的に受診し、薬を処方してもらっている方は是非試してもらいたい小技を紹介します。

処方箋の「薬代」を節約する!

1.ジェネリック医薬品を希望する

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多くの人がご存知なのが、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の希望です。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に製造販売される、新薬と同一の有効成分を同一量含み、同一の効能・効果(※)を持つ医薬品のことです。

(※)新薬が効能追加を行っている場合など、異なる場合があります。

引用:厚生労働省ホームページ

ジェネリック医薬品は、新薬と有効性、安全性及び品質について国が厳格な審査の上、販売を許可している医薬品のことです。

ジェネリック医薬品を希望することで、先発医薬品と比べ、薬代が約半分(薬によっては新薬の40%)になるため個人負担を軽くすることができます。何はともあれ、薬代の節約には、ジェネリック医薬品の選択が一番効果があります。

また、最近ではオーソライズドジェネリック(以下、AG)と呼ばれる、ジェネリック医薬品も登場しています。AGとは、ひと言でいえば「先発医薬品と全く同じジェネリック医薬品」と言えます。

国内初のAGとして有名なのは、花粉症などで処方されるアレグラ(一般名:フェキソフェナジン)があります。

もし、通常のジェネリック医薬品はなんとなく抵抗あるという方に関しては、先発医薬品とほぼ同じだけれでも負担額が安くなるAG希望してみてはいかがでしょうか?

しかし、ジェネリック医薬品は全ての医薬品で発売されているわけではないため、薬剤師さんへ確認してみましょう。

2.お薬手帳を持参する

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現在、「お薬手帳」を持っていない人は、持っている人と比べて会計が高くなることはご存知ですか?

お薬手帳の有無で、「薬剤服用歴管理指導料」の費用負担が変わってきます。お薬手帳がない場合は530円(3割負担:150~160円)、持っている場合は410円(3割負担:120~130円)となります。

つまり、お薬手帳を持っている方が30~40円程度(3割負担の場合)安く済むことになります。また、お薬手帳を持つメリットは費用面以外にも、薬の重複防止、飲み合わせの確認、副作用防止、災害時等の正確な服薬情報管理などが挙げられます。

しかし、いつも持ち運ぶのは面倒、肝心な時に忘れてしまうとの声も聞こえてきそうです。

最近では、電子版のお薬手帳も登場しており、アプリ(スマートフォン)上で処方された薬を一元管理できるようになっています。

お薬手帳のアプリ
  1. EPARKお薬手帳
  2. お薬手帳プラス
  3. お薬ノート

私が利用しているのは、「EPARKお薬手帳」です。お薬手帳としての機能の他に、調剤予約機能による待ち時間の軽減やアプリ利用によるポイント収集ができるためオススメです。


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3.夜間・休日の処方箋持参を避ける

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普段、病院や薬局に行く時間帯はいつが多いですか?実は、薬局に処方箋を出す時間帯によっては余計に費用が掛かってしまっていることはご存知でしたか?

処方箋受付の時間帯で変化するのが、「夜間・休日等加算」です。下記の時間帯に処方箋受付をした場合、400円(3割負担:120円) が追加で負担する必要があります。

「夜間・休日等加算」の対象となる時間帯
  1. 平日:午前0時~午前8時、午後7時~午後0時
  2. 土曜日:午前0時~午前8時、午後1時~午前0時
  3. 日曜日・祝日:終日

基本的には、平日夜遅くや土日祝日での処方箋受付の場合は、通常より120円(3割負担)ほど負担が増えてしまいます。

急を要さない処方箋などであれば、上記の時間帯を避けて処方箋を薬局に持参するのも、医療費節約につながります。

しかし、風邪や急病など急を要する場合などは、120円のために翌日以降に薬を受け取ることの方がリスクが大きいためやめた方が良いでしょう。また、仕事やプライベートの都合上、厳しい場合も無理をして時間を捻出する必要はないでしょう。

4.大病院前の薬局に持参する

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ココで注目する項目は、「調剤基本料」です。この調剤基本料は、持参する調剤薬局によって点数(費用)が違います。ひと言で違いを示すと、以下の通りです。

調剤基本料 点数 備考
調剤基本料1 41点(410円) いわゆる、町薬局。特定の病院やクリニックなどに隣接していない場合が多い。
調剤基本料2 25点(250円) いわゆる、門前薬局。病院、クリニックの近くに開局している薬局はほとんどがココに該当する。
調剤基本料3 25点 or 20点
(250円 or 200円)
大手調剤薬局グループが該当することが多い。日本調剤、アイン薬局などが考えられます。

薬局での負担額を節約するためには、できる限り調剤基本料1(410円)ではなく、調剤基本料2(250円)を算定している調剤薬局に処方箋を持参する方がお得になります。

調剤基本料2を算定している薬局の特徴としては、門前薬局と呼ばれる病院やクリニックに併設された薬局、クリニックモール(ビル内に複数のクリニックが入っているなど)内の薬局などが挙げられます。

逆に、調剤基本料1の場合、個人が経営する町の薬局(近くに特定のクリニックがない)、ドラッグストアに併設した薬局(スギ薬局、ウェルシア薬局、マツモトキヨシなど)は該当している可能性が高いです。

特定の薬局を利用している方は、一度薬局でもらえる調剤明細書を確認してみると良いでしょう。調剤基本料2や3であれば、十分でしょう。

処方箋を出すための移動の手間暇などが面倒にはなりますが、大病院や患者さんの多いクリニックの門前薬局へもっていくと、約50円(3割負担)ほどの節約につながります。

「お得」に処方箋の薬を調剤してもらう!

YOUYOU
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ここからは、どうせ同じ金額を支払なら、よりお得に薬を受け取るためにできる小技を紹介します。

5.クレジットカードで支払いする

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処方箋で薬を貰うとき、「現金」で支払いしなければいけないと思い込んではいませんか?

クレジットカードお得な活用術~見直しすべき3つの支出~2018年12月は、QRコード決済のpaypay(ペイペイ)が一躍話題になりました。 スマホ決済をはじめ、キャッシュレス決済はまだ...

コチラの記事でも書かせていただきましたが、調剤薬局によってはクレジットカード払いができる店舗もあります。調べてみると、日本の調剤薬局数が約7万軒に対して、約2万軒がクレジットカード払い対応しています。おおよそ30%が対応していることになります。

クレジットカードで支払うメリットは、もちろんクレジットカードのポイントが獲得できることです。多くのカードで、支払額の1%程度がポイント還元されると思います。

毎月の薬代が自己負担2,000円であれば、年間24,000円、1%のポイント還元であれば240円分現金で支払うよりもお得になります。還元率が高いクレジットであれば、さらにお得感が増します。

なお、クレジットカード対応薬局は、「EPARKくすりの窓口」で簡単に検索できます。

6.○○ポイントをゲットする

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処方箋薬の支払いで、ポイント獲得?と思われるかもしれませんが、実際にポイント付与される調剤薬局はあります。

皆さんもご存知でしょう、大手ドラッグストアに併設される調剤薬局です。

調剤薬局があるドラッグストア
店舗 貯まるポイント
スギ薬局 スギポイント
ウェルシア Tポイント
マツモトキヨシ マツキヨポイント
イオン薬局 WAONポイント

多くの場合、100円毎に1ポイントの付与がされます。そして、これらドラッグストア併設型の調剤薬局では大抵クレジットカード払い(電子マネー含む)が可能です。

つまり、小技➄クレジットカード払いと合わせて活用することで、支払額の2%程度の還元を受けることができます。病院やクリニック近隣の薬局で現金払いするより、ちょっとお得に薬を貰うことができます。

デメリットとしては、自宅近隣や日常の行動範囲にこれらドラッグストアがない場合は試すことができず、診察してから移動の手間暇がかかってしまうという点でしょう。

7.EPARKアプリを活用する

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お得度:

最後は、定期的に病院へ通っている人はもちろん、紙版のお薬手帳が面倒な方にオススメなのが「EPARKアプリ」です。

  1. お薬手帳機能付き
  2. 処方箋ネット受付ができる
  3. お薬登録などでポイントが貯まる
  4. 1P=1円に交換できる

「EPARK」を利用することによる金銭的なお得感は、ポイントを貯めることで得られます。1P=1円として交換が可能です。

ポイントが貯まる条件
  • お薬情報の登録:50P
  • 服用アラーム設定:10P
  • かかりつけ薬局登録:30P

例えば、1枚の処方箋を発行した場合、お薬登録と服用アラーム設定で計60P(60円)を獲得することができます。また、「EPARK」の良いところとして家族の分まで一括してお薬情報の登録が可能になっています。そのため、ひと月に家族で複数回処方箋を発行した場合はその分ポイントも増加することになります。(150P・3回/月が上限)

貯まったポイントの使い道としては、食事やショッピングのクーポン、nanacoギフトなどに交換することで使用できます。

また、金銭的なお得感に加えて、処方箋ネット受付機能も備わっているため調剤薬局での待機時間の削減にも活用できる代物です。

正直、紙のお薬手帳や薬局での待機時間が削減でき、かつポイントが貯まるため利用しない理由はない!と個人的には考えています。

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「EPARKくすりの窓口」公式ページ

まとめ

月1回程度と頻度が少ないから、100円程度だったらめんどくさいと思われるかもしれません。

しかし、これらが積み重なればちょっとしたお得につながります。節約やお金の工夫は小さなことの積み重ねです。

処方箋の”薬代”を節約する方法
ジェネリック お薬手帳の持参 夜間休日を回避 大病院前を選択
簡便さ
お得感

 

「お得」に処方箋の薬を調剤してもらう方法
クレジットカード払い ○○ポイントの獲得 EPARKアプリ活用
簡便さ
お得感
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私がオススメする方法は、ジェネリック医薬品(AG含む)、クレジットカード、EPARKアプリは必須です。クレジットカードとアプリのポイントで、1回当たり100円程度お得になりますよ!

是非、普段の処方箋をお薬に変える際にひと手間加えることでちょっとしたお得をゲットしませんか。